NY serendipity

職なし・子なしのアメリカ・ニューヨークの駐妻が何かを見つけるまでのお話

ルイヴィトンがますます好きになる!ヴィトンがプレゼントに喜ばれる理由

日本人も大好きなルイ・ヴィトンが無料の展示会で世界巡業をしていて、現在ラストのニューヨークで2018年1月7日まで開催中。

 

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ちょっと背伸びして、英語のaudio tourに参加してみた。

壮大なセットを作ってお土産も用意して、しかも無料の展覧会をパリから始まって、東京、ソウル、そしてニューヨークで、無料でまわるルイヴィトンの本気を見た。

 

「ロゴマークがわかりやすくてお金持ちに見える丈夫なカバン」

そんなイメージを払拭し、世界に対して自ら"ルイヴィトンとは”のブランドを再定義するための壮大で美しい広告。

日本での「空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン」展を見た方のブログのほうが、展示の詳細はわかりやすいと思うから(笑)、あえて展示を分解して、ヴィトンのすごさをご紹介。

クリスマスのプレゼントにプレゼントされたら奥さんも彼女も大喜びだと思うが、ぜひ豆知識として参考にしてもらいたい。

 

Exhibition Louis Vuitton

From 10.27.2017 to 01.07.2018

Monday to Saturday 10:00 am - 8:00 pm/Sunday 11:00 am - 7:00 pm

Audio tourは要予約。事前にアプリを取っておくと便利。

 

まずすごいのが、発想力。

この頃の職人さんのエネルギーと技術と充実感が作品からも感じられる。

まだ旅行カバンという概念もない時代、旅行の荷物はすべてトランクに入れて、お付きの人が運んでいた。必要なものをトランクにどう入れるか。

人によって必要なものが違うので、工夫を凝らして、トランクの中に詰める。

軽量化するために、皮ではなくキャンバス生地を特殊加工をする。今よりも少し人が小さかった時代、トランクの中にアイロン台も昼寝ベッドも仕事用デスクだって入れちゃう。

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ハンガー掛けも帽子もこのとおり

 

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砂漠でお昼寝セット。左の銀は彫刻らしい。

さらにすごいのが、定番化。

今私たちが大好きなカバンの形の原型は、お金持ちの発想から生まれているらしい。それを定番化して、私たちが大好きになるまで昇華させる技術。すごい。

船旅の頃、マダムたちは状況に合わせて1日5-6回のお色直し。船の長旅だと、「洗濯物を入れるカバンが必要よね」ということで生まれたのがこれ。

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うん、スティーマーですね。シティスチーマー重いけど可愛いよね。

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 車ができた頃、「シャンパンを5本持っていきたいの」という方のために生まれたのがこれ。

 

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うん、ノエですね。「ちゃんと紐閉めなきゃ盗まれるで!」と心配されるけど、巾着のくしゃっと具合が可愛いノエ。

 

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細かいところまでのこだわり。

電車旅の時代の展示には、当時の電車と同じカーペットを使ったり、同じ大きさにしていたりする。(天井高くて、ちょっと暗い)壁にヴィトンのロゴをあしらえる。

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電車風のフォトスポットには,ニューヨークの地下鉄と同じようにモザイク調の駅名を書く。

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アールデコ調の建物を使っているからと、天井を見せる演出も忘れない。そういう細かい演出を女子が大好きなことをよく知ってらっしゃる。笑

 

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ミーハー心をくすぐるのを忘れない。

これだけの展示だと、ファッションや芸術好きしか楽しめないところを、ミーハー心をくすぐる展示ももちろん。「あの有名人が使ってるから私も使うー♪」女子の心もこれで確保…されたはず。笑

 

クリスチャンディオールもオードリーヘップバーンもオーダーしていたトランク。

とってもシンプル。オーダーに合わせて作る職人さん、憧れる。

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 パーティーのドレスは、実際のパーティー映像と共に展示されている。

 

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一番右はティラースウィフト

最近はコラボでもミーハー心をくすぐる。草間彌生さんとかSupremeとか。

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スケボー!?ってなるのは、世界共通

 

最後には職人さんが持ち手を作っているところを見ることができる。

そうだった、手作りだから高いんだった。

この職人さんたちは、大量生産のように同じ持ち手ばかりを作るのではなくて、その上の、新しく生み出す仕事や、クライアントの要望に応じて作り出すオートクチュールの仕事にもやりがいを感じていて、それこそがルイヴィトンの本幹なのだと思った。

 

ファッション工科大学を卒業して、初めての展示会でのお仕事。まだキャリアは始まったばかりの可愛い女の子にガイドしてもらって、いろんな人種の人が男性も女性もヴィトンを身に着けて話を聞いていて、そこに参加できただけで、収穫だった。

 

30年使ってもまだまだ使えるルイヴィトン。しっかり彼らの戦略にはまって、ますます好きになった。

 

*画像引用元 ルイ・ヴィトン公式サイト