ニューヨークの観光目玉の1つと言えば、やっぱりブロードウェイ。
日本でミュージカルを見たことない初心者でも「せっかく来たからには、何でもいいから見てみようかな。英語できないけど。」という人が多い。
オススメを聞かれるため、いくつか見てみたけれど、普段舞台をあまり見たことのない日本からの観光で来られた方が一番喜ぶのは、アナと雪の女王(Frozen)だと確信したので、見どころを踏まえながら、オススメの理由をまとめてみたいと思う。(ついでにチケット入手方法も)
所要時間は、休憩込みで2時間半。場所は、44St沿い。行き方は、タイムズスクエアのど真ん中を歩きながら、ババガンプシュリンプの看板の角をまっすぐ行けば着く。その道をよく見ると、Frozenの旗がなびいている。
物語と登場人物の把握が簡単
留学経験のある英語が達者な友人ですら、ミュージカルの英語がわからないと聞いてから、初めて行くミュージカルの前には、あらすじを軽く読み込んでから見に行くようにしている。
それでも、時代背景がわからなかったり、「あれ?なんでいつの間にその二人がラブラブなん!?」なんてことが起こったりする。ひどいときには、登場人物の顔と関係性がわからなくなることも…。
その点、あれだけ日本でも「アナ雪」として流行した映画を元に作られているので、多くの人があらすじを理解している。もし不安なら、アナ雪の映画を見ればバッチリ。なんなら、本屋さんでアナ雪の絵本を読めば5分以内に完璧に頭に入るはず。
メインの登場人物も多くなく、キャラ立ちもハッキリ。見間違えること一切なし。
ということで、ミュージカルで一番不安な「何言ってるのかわかんないし、何がなんだかよくわからなかった」が無い。
映画を映画以上に表現する舞台演出
ブロードウェイが他と違うなと思うのは、その舞台演出の表現力。
映画はアニメーションなので、手から氷を出すことも、一気に氷のお城を立てることも、その城でアナ達が危険な目に遭うことも簡単に表現できる。それを様々な舞台演出を使って表現していくバラエティの豊かさ。
更には、説明が多くならないように、表現だけであらわす演出にもグッとくる。
例えば、アナとエルサの両親が亡くなる時、映画では海の嵐で表現した所をどうするか・・・その時に、扉の両側で悲しむアナとエルサをどう表現するか・・・ラストシーンは・・・など、生身の人間と現代技術でこれだけ表現ができるのかと驚きを与えられた。
愛すべきオラフとスヴァン
アニメーションじゃないのに、再現できるのか?と一番疑問に思われるであろう、雪だるまのオラフとトナカイのスヴァン。
まず、オラフはライオンキングのティモン方式。オラフのパペットと、パペットを扱いながら演技する役者さん(オラフの帽子かぶってる)が2人で一体でオラフ。
この役者さん、顔から声から雰囲気から何から何までオラフ。パペットのオラフだけ見てても、役者さん(おじちゃま)だけ見てても、100%オラフ。
更には、トナカイのスヴァン。
以前かなり後ろの席で見た時に、ホンモノのトナカイを飼いならして演技させているのかと思ったほどリアル。近くで見ると、瞬きと顔の動きで感情を表現していて、これまたリアル。
Playbillと呼ばれるパンフレットを見ると、イケメン俳優が1人で演じているらしい。しかも、これがブロードウェイデビュー。
着ぐるみの域を超えているトナカイと、キュートなオラフを見るだけでも、これはまだ日本で見れないなーと思う。
可愛すぎるアナと圧倒的歌唱力のエルサ
もちろん忘れてはいけない主役の二人。
まずオススメしたいのが、アナの人としての魅力!
映画でもおちゃめで活発な明るい女の子だが、ブロードウェイでは、輪をかけて、お茶めで、正直で、突き抜けて明るくて、面白い。吉本新喜劇でも通用しそうなぐらい、顔芸も豊か。「アナと友達になりたいな~」と観客全員がアナの味方になってしまう、たぶん女優さん本人も素敵な方に違いないと思ってしまうオーラ。
漫画の実写映画化でがっくりくることの多い中、私にとって、二次元より三次元が好きになった初めての例。
次にオススメしたいのが、エルサの圧倒的歌唱力!!
正直、どのブロードウェイに行っても、その演者の歌唱力に心を持っていかれる。毎日毎公演、このクオリティーを保っているのかと思うと、ブロードウェイ俳優のすごさに驚く。端の端の人でも踊りが抜群だけれど、主役級の人たちは、やはり何か違う惹かれるものがあって、すごいなと思う。(語彙力不足・・・。笑)
エルサに関しては、みなさんお待ちかねの「レリゴー(Let it go)」)を歌う場面の圧倒的歌唱力。もともと映画を見たことがある大多数の観客が最も注目しているこの曲を、舞台で一人で歌い上げる。その圧倒的ドヤ感に、なぜか涙が出てきてしまった。
それまでの「考えない・感じない」と必死で自分を抑えて抑えてきてからの、レリゴーの解放感。わかりやすいここ一番の見どころで、全員の心を鷲掴みにする歌唱力。是非。
お土産も充実
どのミュージカルでも、ソフトドリンクや、アルコールを買うと、オリジナルのプラスティックカップに入れてくれるので、それを自分用のお土産として持ち帰っている。
さらに、休憩時間に劇場内でもぬいぐるみの販売を行っていて、子供たちが何人も持っていた。(金額不明)
お土産コーナーでは、そのほかにも、アレンデール国をイメージしたマグカップ(25ドル)や、オラフをイメージしたトラベルマグ(10ドル)も。お土産トートバッグ(5ドル)に入れて持ち帰ることも可能。
チケットの入手方法
自己手配方法は様々。スマホにバーコードが送られてくるモバイルチケットがほとんどなので、クレジットカードが使えれば、日本からも購入可能。
どれも発券手数料が、購入手続きの最後の方でしか記載されないので、要注意。
まずは公式サイト。モバイルチケットは無いので、劇場入り口にあるBOX OFFICEでの受け取りを選択しよう。
次に、TodayTix。ここでは、30日前から少し安めで購入することができる。
Frozen Tickets | New York | TodayTix
最後にチケットマスター。こちらは、公式のチケット転売サイト。登録が必要だが、時期によっては安くでチケットが手に入ることもある。
モバイルチケットとそうでない場合があるので、よく確認して購入する必要がある。
大きな話題にするほどでもないけれど、子供も喜ぶ笑いのポイントで、日本のあのお笑い芸人を彷彿とさせる演出も。英語がわからなくても、ここは絶対に笑わせにきているなと思うブロードウェイのオリジナルシーンも要注目。(必要か必要じゃないかと言われると、全然必要じゃないシーンだけれど、観劇後、必ず話題になる。笑)
ちなみに、2番目にオススメするならアラジン。スペルはAladdinで、読み方は「アラディーン(ディが高め)」。2番目になった理由は、劇団四季が日本でも公演しているから。
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